荒川の猪と同一個体かは不明ですが、埼玉の住宅地で猪の大捕り物が行われたようですね。
報道番組の映像を見ていましたが、畑が…作物が…捕獲作業にあたる方々によってぐちゃぐちゃに踏みあらされていました。
まぁ、捕獲にあたる方々は命かけているしそれどころではないのはわかっていますが、夏から育ててきてようやく収穫という作物が踏み荒らされるのは、菜園をやっている身としては見ていてとても辛いものがありました。
だって、保証なんかされないだろうし、されたところで作物が戻るわけではないし…
野菜をつくるのって結構大変です。
苦労する分自分で作った野菜は格別ですが。
よく菜食主義者の人が生き物を殺さないで野菜を食べよう!菜食主義は優しい!みたいなことを言うけど、野菜を作る過程でも結構生き物を犠牲にするのよね。
鍬で畑を耕せばミミズをぶった切って殺してしまうことがあるし、アリの巣を壊してしまうこともある。土の中に住む虫たちにとってはいい迷惑。
土から顔を出したばかりの柔らかい芽は、虫たちの格好のごちそう。虫たちにご遠慮いただかないとあっという間に全滅です。
糖分たっぷりで美味しい果実も虫たちは大好き。放っておけばむしゃむしゃ食べて卵を産み付けるので、人間がきれいな果物を美味しくいただくにはかなりの数の虫たちに退場いただく必要があります。
野菜だって、畑のローテーションを考えると自然に枯れるまでなんて待っていられないので、まだ花が咲いてこれから実をつけるような状態でも、時期が来たら畑から引っこ抜きます。
まだ、その作物は子孫を残して生きようとしているのに人間の都合で植えて、人間の都合でとどめを刺す。
こういう過程を経てお店に並んだ、どこかで誰かが生き物の命を奪うことで作られたきれいな野菜や果物を買うだけで、自分は優しいことをしているってのはちょっと違うかなって思ってしまいます。ただ自分で手を汚していないだけ。
それに、植物は苦痛を感じないからいいんだっていうのも違う気がするのよね。
そもそも自分以外のものの苦痛や感情なんて同じ人間同士だって完全にわかることはできないんだし、自分たちと同じような感覚で感じていないからOKっていうのもだいぶ乱暴な気がするし。彼らには彼らなりの感じ方があって自分の身を守ろうとしているわけで、それを感じ方が同じだとダメで違うなら良いってのは一方的すぎるなと思ってしまう。
ま、それでも私は光合成で生命維持できるわけではないので、生きるためには何かを食べないといけない、それが動物だろうと植物だろうと私の都合で命を奪って私の命をつないでいる・・・そういう感覚でいます。
別に人間だけが特別じゃなくて、人間だってただの一生物。
たまたま現状では多くを奪う側にいるとしても、状況が変われば簡単に命を奪われることだってある。
他の生き物がやるようにその生き物の都合で命を奪い、命をつなげる。ただそれだけだと思う。
人間が、動物や自然を守る特別な存在だなんて考えはおごりなんじゃないかと思う。
菜食主義者の人たちの書き込みを見てう~んと思ったから色々書いちゃったけど、まぁこういうことは基本的には自分たちがいいようにやればいいじゃんと思っています。
私はこう思うけど、別に賛同しなくてもいいし、押し付ける気もない。
でも外飼猫支持者はマジでいい加減にしてほしいと思っている。
見に来てくださりありがとうございます(o*。_。)oペコッ
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